ふるさと納税について  平成26年8月30日
 

 最近、テレビや新聞などで紹介され話題になっていますが、この「ふるさと納税」という
制度は本当にお得なのでしょうか?

 この制度は、従来からある地方公共団体や公益法人等への寄付に対する所得税や住民税の寄付金控除制度に加え、平成20年の税制改正において「ふるさと納税」制度として導入され
利用されているものです。

 簡単にいえば、自分のふるさと以外の各市区町村でもこの制度を導入していれば、そこへ
寄付をすると寄付金額から2,000円を控除した金額が住民税・所得税で減税され、さらに、お礼として特産品等も送られてくるというお得な制度になっています。

 たとえば、利根町に10,000円寄付すると白米3㎏と味噌900g送られてきます。その寄付の翌年に確定申告(条件)を行うと、所得税は寄付金控除8,000円(寄付額10,000円-2,000円=所得控除8,000円)分の所得税が安くなり(仮に課税所得金額が195万円超330万円以下なら税率10%相当分)、住民税も同様に10(課税所得金に関係なく一律の県民税4%・市民税6%の合計)安くなり、さらに、本例では「8,000円×80%」(税法の特例90%-所得税率10=80%)分が減税(減額上限は本来の住民税所得割の1割までされるというものです。

結果的に寄付金控除対象8,000円の100%(所得税10%と住民税10%と特例分80%)が戻ってきますので2,000円でコメと味噌を買ったのと同じになるというわけです。

 特産品は各市区町村により異なりますので、自分の欲しいものと寄付予定額が一致すればそこへ寄付申込をすればよいわけです。
 たとえば、八街市は落花生、長野県はワイン、土佐町は肉、岸和田市は焼酎、福岡市はいちごなどいろいろありますので希望に応じ寄付すればよいのです。詳しくは各ホームページで確認してください。簡単に申込みできます。

ちなみに、ネット情報で調べたところでは、平成266月の人気№1は佐賀県玄海町で5,000円寄付でもらえる「和牛や魚」でした。前回1位だった福岡県柳川市の10,000円以上の寄付でもらえる「うなぎ」は5位になっていました。

 寄付の目安は、年金生活者の場合、家族構成や所得控除額等により異なりますが、おおむね収入が300万円なら1万円400万円なら2万円500万円なら3万円程度になります(ただし、総所得金額等※の30%が限度です)。
 ※株式譲渡所得、退職所得など分離課税申告分を含みます。

 本来は自分のふるさに寄付したいところですが、特産品がない場合は、希望品が手に入る市区町村を探し、そこに寄付の申込みをすることになるでしょう。
 申込むと2~3週間ぐらいで寄付の払込書類が送られてきますのですぐ払込みます。払込むと一週間ぐらいで特産品と寄付金受領書が送られてきます。後は翌年216日~315日に確定申告書を提出すればOKです。申告は少し面倒ですが税務署の確定申告の手引きに従えばできます。

 私もささやかながら〝くまモン″の菊池市に寄付しワインをいただきました。社会貢献に自己満足し、特産品も堪能できました。地域のため、自分のため一石二鳥のお得な制度ではないでしょうか?